ワーホリで語学学校に通学すべき理由とは?
*ワーホリで語学学校に通学すべき理由とは*
コロナパンデミック収束以降、カナダはもとより、オーストラリアやニュージーランドでのワーホリ滞在プランが以前にも増して人気となっています。
ワーホリ人気が高まる一方、語学学校に通わないプランでカナダに渡航する人たちも増えつつありますが、実際問題、ワーホリでカナダ到着後に語学学校に通った方がよい理由はたくさんあります。
ここでは、語学学校に通わない人が増えている理由や語学学校に通うべき理由、そのメリットとデメリットについてご紹介します。
ワーホリで「語学学校に通わない」パターンってあり?
以前はワーホリ生活の序盤は3カ月程度語学学校に通いつつ、現地での生活に慣れたころから「本格的に仕事探し→4か月目ごろから仕事開始」という流れが主流でした。
ところが、
この1~2年は「語学学校に通う予定はありません。」と言われることが以前よりも多くなってきた印象です。
一体それはなぜなんでしょうか?
- 英語力は初級~中級以下・・・
- 海外留学経験なし・・・
- 日本での就労経験はアルバイトのみ・・・
このような人でもワーホリで入国後、語学学校に行かないというケースが増えた気がします。
もちろん、円安&物価高の影響もありますが、どうやら理由はそれだけではなさそうです。
2か国留学 / SNSの影響?!
カナダで語学学校に通わない人が増えた理由の一つとして、この数年でワーホリ希望の人に対して『2か国留学』を推す留学エージェントが増えたことが挙げられます。
2か国留学というのは
1か国目👉フィリピン留学(1~3カ月)
2か国目👉カナダ/オーストラリア/ニュージーランドでワーホリ生活!
という留学スタイルで「フィリピンで英語力を短期間で集中的に養えば2か国目で学校にはあまり通わないでも大丈夫なはず・・・」というパターン。
近年は2か国留学する人も多いですが、円安&物価高の影響もあって「フィリピン留学も以前ほど安くはない!」というのが実際のところです。
また、一部のSNSやYoutuberの発信内容に影響されてか、2か国留学プランではないケースでも「とりあえず、カナダに来れば誰でも仕事ができてお金が稼げちゃうよ~!」/「ワーホリで出稼ぎできるよ~!」という話しを鵜呑みにして、無計画にワーホリで渡航してしまっている若者が増えてしまっている印象です。
絶対に避けたい!『失敗ワーホリ』/『残念ワーホリ』
「ワーホリだったら、そこまで海外経験や英語力がなくても何とかなるでしょ?」
と思ったそこのあなた。
現実って、そんなに甘いものではありませんよ!
実は、このパターンでワーホリに行く人の多くは最終的に
『失敗ワーホリ』 / 『残念ワーホリ』
になることがよくあるんです。
よくよく考えてみてください。
仮に自分が雇用主だとして「英語もさほど話せない&就労経験もあまりない人」を積極的に雇いたいですか?
もし同じタイミングで「中級以上の英語力があって、社会人経験が豊富な人」がいたら、そちらの方を優先的に雇いませんか?
実際のところ、英語力があって経験豊富な社会人層でもない限り、いきなり何のコネクションもない状態でワーホリビザだけ取ってカナダに入国しても、その後すぐに仕事が見つかることはレア中のレア。
「オーストラリアの炊き出し(食糧配給)にワーホリで滞在中の日本人が並んでる・・・」というニュースは記憶に新しいですが、慣れない海外で仕事を見つけて、収入を得ながら不自由なく生活するためには「それなりの資金と事前準備が必要!」ということを肝に銘じる必要があります。
メンタル崩壊→早期帰国というストーリーを避けるために!
ワーホリ序盤に学校へ行かない人の中には、現地での仕事探しがうまくいかず、コネクション作りもなかなかできず、日を追うごとに「辛い。日本に帰りたい・・・💦」という思考になってしまうことが多いようです。
- 仕事探しをしてもなかなか思うようにはいかず・・・
- カナダには相談できる相手もいないし、日々悶々とした時間を持て余す一方で気持ちは焦るばかり・・・
- 日々ストレスフルな状態が続き、ついにメンタル崩壊→早期帰国🛫
こんな悲しいストーリーにならないようにするためにも
『カナダ渡航直後の1~3か月間は語学学校に通うこと』を強くおすすめします!
今までの経験上、最初に語学学校に通う人の多くは現地生活に慣れるのも早く、メンタル面でもヘルシーでホームシックになりにくい傾向があります。
バンクーバーやトロントなどのカナダの主要都市には、ワーホリで通学する同世代の人たちも多いので、同じ境遇の仲間ができるという点でも心理的なプラス効果が得られること間違いありません。
ワーホリで語学学校に通う5つのメリット!
実際にワーホリでカナダに滞在する人にとって、語学学校に通うメリットはたくさんあります。
その中でも特に大きなメリット5つをご紹介します!
メリット1. 実践的な語学力を伸ばすことができる!
国際色豊かなクラスの中で、現場で役立つ実践的な英語コミュニケーション力を身につけることができる!
カナダの語学学校に通うことで、専門的な指導を受けながら実生活や職場で使える実践的な表現などを身につけることができます。
また、多くの学校では一般英語プログラムだけでなく、ビジネス英語やIELTSテスト対策などのクラスを開講しているため、中上級レベルの英語力がある人にもフィットする実践ですぐに役に立つハイレベルなレッスン選択肢が用意されているのも利点です。
メリット2. ワーホリ向けサポートサービスを受けられる!
ワーキングホリデービザでカナダに来ている人向けのワーホリサポートサービスを受けられる!
この数年は以前にも増してワーホリビザホルダーが増えているため、[ワーホリサポートサービス]を充実させている学校がたくさんあります。
- 接客英語などの授業
- ジョブサーチ(仕事の探し方アドバイス)
- 履歴書の書き方や添削
- 面接の受け方や模擬面接
など
ワーホリ向けの無料ワークショップや実践で役立つサービスを提供している学校が増えてきています。
自分一人だけでは難しい仕事探しのアシストをしてもらえる点でも語学学校に通学するメリットは大きいと言えます。
以下、ワーホリ向けのサポートサービスや無料ワークショップなどを行っているワーホリ向けのおすすめ語学学校の紹介ページです!
カナダワーホリ向けおすすめ語学学校
本ページで紹介する語学学校は、過去にワーキングホリデープランで滞在された方の評判がとてもよい学校ばかりです。 実際の就業時に職場で使える表現などを学習できる点やワーホリ向けの就労に役立つ様々なワーホリサポートプラン(無料 […]
メリット3. 友人作り・コネクション作りの場になる!
様々な国から来た留学生やワーホリビザで滞在している人たちと友だちになれる!
実はこれが最大のメリットかもしれませんが、語学学校に通学することで、たくさんの友人や新たにカナダでのコネクション作りの場になります。
自身が渡航する前からカナダにワーホリで滞在している人たちも多く、ワーホリの先輩から仕事探しや住まい探しのアドバイスをもらえることが多々あります。
時には学校の友人経由でルームシェアが見つかったり、知人経由での求人情報をシェアしてもらったりすることもメリットの一つです。
メリット4. 楽しく充実したカナダ生活をスタートすることができる!
学校主催のアクティビティーなどに参加することで楽しく充実したワーホリライフをスタートすることができる!
学校に通うことでたくさんの友だち、知り合い、コネクション作りができるだけでなく、ワーホリ生活の序盤で、その国その都市のメジャーな観光地を訪れる機会に恵まれます。
大半の語学学校ではアクティビティや週末にエクスカーション(遠足/小旅行)を開催。
それらの課外活動を通じてカナダの様々な観光名所にみんなで楽しく訪問できるという点も語学学校に通うメリットの一つです。
メリット5. 渡航直後の宿泊先の確保がしやすい!
語学学校が手配するホームステイ先や学生レジデンスなどの宿泊施設を手配してもらえる!
ほぼ全ての語学学校では、ホームステイをはじめ、学生レジデンス(学生寮/シェアアコモデーション)などの宿泊先のアレンジをしてくれるため、語学学校に通学することで渡航直後の1~2か月は安心でリーズナブルな宿泊先を確保することができます。
日本から事前にカナダでの滞在先を手配するリスクを考えると、カナダ到着直後から安心して住めるリーズナブルな宿泊先を通学する学校経由で安全&確実に確保できるという点は大きなメリットです。
ワーホリで語学学校に通う場合のデメリット
語学学校に通うことのメリットは上述の通りたくさんありますが、一方でデメリットも少なからず存在します。
デメリット1. 費用面での負担が大きくなる!
語学学校に通う場合は学費が必要となるため初期費用面で負担が生じる!
当たり前と言えば当たり前なのですが、語学学校に通う場合、「入学金」「授業料」「教材費」などのコストが掛かります。
通学に関わる平均的な費用の相場は以下の通り。(以下は為替レートがTTS:CA$=110円前後の場合。宿泊費は別途。)
- 4週通学プラン👉 約13~19万円
- 8週通学プラン👉 約27~35万円
- 12週通学プラン👉 約38~50万円
円安&物価高の昨今、語学学校に通うことの最大のデメリットはこれに尽きると言っても過言ではありません💦
デメリット2. 通学期間中は収入が期待できない!
語学学校に通っている間はフルタイム就労することが難しいため、大きな収入を得る機会が減る!
通常カナダのワーホリビザで就労が許可される期間は「最長1年間」までです。
語学学校に通学している間はフルタイム就労が難しいので、働けてもパートタイムまで。
ワーホリ生活序盤の通学期間中は就労時間が短くなることが予想されるため、その間についてはフルタイムで働くのと比べて大きな収入が見込めません。
デメリット3. 就労できる期間が短くなる可能性も!
長く通学することにより卒業後の就労期間が短くなってしまう可能性がある!
ワーキングホリデービザの有効期限はカナダ入国から1年後。
例えば、5~6か月間学校に通った場合だとフルタイム就労できる期間がどうしても短縮されることになるため、ビザの残存期間が少ない状況だと職探しの際に若干不利になることもあります。
ただし、通学期間中からパートタイムでアルバイトを始めるケースにおいては、これがさほど不利に働くことはないかと思います。
ワーホリで学校に「通わない場合」のデメリット
やはり、学校に通わない場合の方が以下に挙げるようにデメリットや不都合な点が多い印象です。
- 友人作り、コネクション作りがしづらい。
- 語学力のブラッシュアップ機会が少ない。
- 宿泊先を渡航前から自己手配しないといけない。
- 仕事が見つかるまでの間に時間と暇を持て余す。
- 悩みを相談する相手や遊ぶ友だちがいない or 少ないことでストレスを抱えてしまう。
ワーホリで学校に「通わない場合」のメリット
とにかく、初期コストが節約できるという点が学校に通わない場合の最大のメリットと言えます。
- 授業料をはじめ通学に伴う出費がない分、金銭的負担が減る。
- ワーホリ生活スタートしてすぐに仕事を見つけることができれば、早くからフルタイムでの就労を開始できる。
どのくらいの期間通学するのが理想的?
語学学校に通学した方がよい期間については、英語力/海外経験によりけりですが、最近の傾向からおすすめの通学期間は次の通りです。
- 英語力が中級レベル以下
👉【8~12週間】 - 英語力が中級レベル以上
👉【4~8週間】
英語力があまりない人で海外生活経験もあまりない場合は、なるべく3カ月程度(12週間前後)語学学校に通学して、語学力を身につけることが望ましいです。
一方で、中級くらいの英語力がある人なら、2か月程度(8週間前後)の通学プランが近頃の平均的な通学期間と言えます。
金銭的な余裕があまりない場合は?
「なるべく長く通学した方がいいのはわかるけど、どうしても金銭面がネックで💦」という人も多いでしょう。
予算に限りがある人の場合であれば【4~6週間】通学プランで。
もしくは
パートタイム(AM/PM)で【4~8週間】通学プランを検討してみるのもおすすめです!
予算に余裕がある状態で渡航プランを立てることが望ましいですが、以下の方法で節約すれば初期コストをある程度までなら抑えることができるはずです。
- 学校の割引プロモーションをうまく活用する
- 午前のみ / 午後のみのパートタイムコースを受講する
- 出発時期を見直す(フライトプランやステイ代が高騰する夏のピークシーズン(7-8月)を避ける)
授業料が安くなる割引プロモーション情報については以下のページをチェック!
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カナダワーホリで語学学校に通える期間の上限は?
カナダのワーキングホリデービザで就学可能な期間には制限があります。
就学が許可されている期間はズバリ【6か月間】までです!
「6か月間」とだけ聞くと具体的な期間があいまいな印象ですが、ワーホリ滞在中の通学期間のトータルが6か月間を超えなければ基本的にセーフです。
週換算だと「24~26週間」までならワーホリビザのステータスで語学学校やキャリアカレッジなどに通学しても特段支障はありません。
英語学習メインの人にもワーホリはおすすめ!
「英語学習メインでのカナダ留学を考えているけど、費用的に丸々1年間通学プランはちょっと厳しそう💦」
という人には
ビザはワーホリで【前半6か月間通学して、その後は「お仕事/インターンシップ/ボランティア」 or 少し早めに帰国】の流れがおすすめです。
カナダのビザルール上、語学学校に通学できる期間と就労許可の有無については以下の通りとなっています。
ビザステータス | 通学可能期間 | 就労の可否 |
---|---|---|
ビジター (ビザ免除) | 6か月まで | 不可 |
ワーキングホリデー | 6か月まで | フルタイムで 就労可能! |
学生ビザ (*ESLの場合) | 6か月以上 | 不可 |
ビジター(ビザ免除)の場合でも「6か月まで」なら通学可能ですが、基本的に観光ステータスのため「就労」は許可されません。
また、6か月以上の通学プランの場合、学生ビザ(Study Permit)の申請が必要ですが、一般の語学学校(ESL)コースに通うプランの場合だと「就労」は許可されません。
(カレッジ/大学/Co-opプログラムの場合は、条件に応じて就労が許可されます。)
最初から6か月までの通学プランで語学留学を考えている人も、就労が許可されているワーホリビザで滞在することで、通学しながらアルバイトができるため、生活費の一部やお小遣いを稼ぐことができるというメリットがあります。
ワーホリで語学学校に通学したMさんの体験談
Miyuさん(バンクーバー・ワーホリ・2024年5月出発)
私は英語力にはあまり自信がなかったので12週間語学学校に通学しましたが、結果的に学校に行って本当によかったです!
ブラジル人、コロンビア人、メキシコ人、ドイツ人、韓国人、そして日本人。学校では様々な国の友だちがたくさんできました。
最初の2か月間はホームステイでしたが、その後はラッキーなことにクラスメイトの紹介でルームシェア先を見つけることができました。
一番不安だった仕事探しも、カウンセラーさんや学校の友だちからもらったアドバイスのおかげもあって何とか無事見つけることに成功しました!
学費は掛かりましたが、何よりもたくさんの友だちができたことが私にとって語学学校に通った一番のメリットでした!
まとめ~ワーホリでも語学学校に行くメリットは大いにあり!
想像してみてください。
「右も左もわからない異国の地に降り立って、友人知人もほとんどいない中で、生活に慣れないうちからの仕事探し。」
これって、すごく敷居が高いことだと思いませんか?
実際問題、事前にある程度の英語力や海外経験がある場合でも、カナダ到着後すぐにフルタイムの仕事に就ける人は極一部しかいないのが実情です。
増してやカナダに一度も行ったことがない人の場合は尚更ですが、慣れるまでは苦労すること間違いありません。
完全な日本語環境の職場やコミュニケーションをほとんど取らなくてもよいタイプの仕事(皿洗いや調理補助、清掃など)もありますが、せっかくカナダに来たのであれば、ある程度は英語でのコミュニケーションが必要な職場で働く方が、その経験を近い将来に活かせるのではないでしょうか?
そのためにも、到着直後から暫くの間学校に通いながら現地で情報収集をしつつ、学校が提供するサービスや学校でできたコネクションを活かし、スムーズでストレスの少ないワーホリ生活のスタートを切ってもらいたいと思っています。
予算面に課題がある人は、1~2か月間だけでも語学学校に通うことでより充実したワーホリ生活を送ることができるはずです!
どの学校のどのコースにどのくらい通うべきか悩んでいる人は、是非お気軽にご相談ください。
プランニングやアドバイス、学校紹介からお見積りまで、いつでも対応させていただきます!
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