カナダワーホリ費用の目安を知ろう!
カナダワーホリ費用の目安
「ワーキングホリデーでカナダに滞在する場合どのくらいの費用を見積もればいいの?」
このようなご質問をいただくことが頻繁にあります。
ワーキングホリデーの場合は、現地での通学期間や宿泊スタイル、日々の生活スタイルや仕事を始めるタイミング、稼げる給与などによりかなり個人差があるものです。
コロナパンデミック以降の物価高と円安の影響も手伝って、これからカナダにワーホリで渡航する人は予算に十分な余裕をもっておくことが推奨されますが、一般的にはおおよそ次に挙げるような費用がかかるものです。
ワーキングホリデー費用(1年間まで)
一般的に1年間のワーホリ滞在プランの場合であれば、最低でも『120万円~150万円』程度の総予算を準備しておいた方がよいとされます。
その中で必要経費の大部分を占めるのが『生活費』です。
ワーキングホリデーの場合、カナダで仕事が見つかりさえすれば生活費を全額カバーできるケースもありますが、渡航後すぐに仕事が見つかる方はほとんどいないため、最低でも3カ月間は仕事がなくても生活できるだけの予算を見積もっておくことが望ましいと言えます。
また、英会話レベルがビギナー~中級前後のレベルであれば、ワーホリ生活の序盤に語学学校に通って、英語力を身につける必要があるという人が大半のため、その場合は、学費も一定の割合で準備しておく必要があります。
カナダワーホリ生活に必要なコストの目安
一般的にカナダでワーホリ生活を送る場合には、次に挙げるようなコストをイメージしておくとよいでしょう。
出ていくお金と入るお金の大まかなイメージをしておくことをおすすめします。
- 生活費(家賃、光熱費、食費、交通費、交際費など)の目安・・・
月あたりの平均的な生活費は、家賃や光熱費、食費など諸々を含め『12~18万円』程度見積もっておくとよいでしょう。(家賃や食費などにより異なる) - レント代(家賃)の目安・・・
一人暮らしでなくシェアハウス/ルームシェアの場合、一人あたりの月額家賃相場は【800~1,200カナダドル】程度になるケースが大半です。
一人暮らしをするとなると、バンクーバーやトロント市内のアクセスの良い場所なら【1,500~2,500カナダドル】することがほとんどのため、家賃をセーブしたい人の多くは、シェアハウスやルームシェアなどの滞在方法を選択されます。 - 食費の目安・・・
カナダでは高い消費税に加えてチップを払う習慣などがあるため、レストランなどで外食をするとかなり高くつきます。
ところが、スーパーマーケットなどの生鮮食品は非課税となっているため、自炊をして上手く節約生活を心掛ければ、外食ばかりしている人に比べてずっと生活費をセーブすることが可能です。
自炊をメインに生活すれば、月額食費は【600~800カナダドル】程度が目安と思っていいでしょう。 - 学費の目安・・・
カナダ到着後すぐは語学学校に通学するパターンが主流です。
授業料などの学費の目安としては、月額【1,200~1,600カナダドル】程度を想定しておくとよいかと思います。
当然ですが、学校やプログラム、時間数や通学期間、割引率などによって大きく異なるため、具体的な学費は下記のお見積例、あるいは、お見積案内で確認することをおすすめします。 - 賃金の目安・・・
州により異なりますが、バンクーバーやトロントなどで就労する場合の最低賃金は【17カナダドル(時給)】前後です。
平均時給としては【16~18カナダドル】あたりが相場ですから、仮に「1日5時間、週5日間」程度働いた場合、週あたり【400~450カナダドル】の収入が得られます。
ワーホリで必要な費用について
ワーホリの場合、カナダで通学する語学学校やプログラム/コースの時間数、カナダまでの航空券代金、海外保険料、宿泊方法、交通費やお小遣い、お申込み時の為替レートや割引キャンペーン適用の有無、現地ワーホリ(ワーキングホリデー)サポートの有無などにより費用が異なります。
また、収入についても、働き出しのタイミング、賃金や就労日数、就労時間などにより大きく異なります。
ILAC(アイラック)に通学(2カ月/3カ月/6カ月)した場合の例(ワーホリで1年滞在を想定)
学校名 (例:ILAC) | 2カ月(8週) | 3カ月(12週) | 6カ月(24週) |
---|---|---|---|
入学金 | 190 | 190 | 190 |
授業料 (一般英語:30L/週) | 3,200 | 4,740 | 9,000 |
▼30% Off 適用の場合 | -960 | -1,422 | -2,700 |
教材費など | 160 | 240 | 480 |
ホームステイ手配料 | 250 | 250 | 250 |
ホームステイ宿泊費(3食付) 1カ月分の場合 | 1,200 | 1,200 | 1,200 |
11カ月分の生活費 (家賃+食費等) | 13,200 | 13,200 | 13,200 |
空港ピックアップ | 120 | 120 | 120 |
交通費(定期代) | 300 | 450 | 900 |
お小遣い/交際費(1年分) | 4,800 | 4,800 | 4,800 |
SIM通信費(1年分) | 600 | 600 | 600 |
総合計支出(カナダドル) | $23,060 | $24,368 | $28,040 |
総合計(日本円)$1=110円の場合 | 2,536,600円 | 2,680,480円 | 3,084,400円 |
*授業料は、ILACの一般英語:インテンシヴ(30レッスン/週)で計算。
*ホームステイは、シングルルーム(3食付/日)プランで最初の1カ月間滞在した場合を想定。
*2か月目以降(11か月分)の生活費は、月額「$1,200」を想定。
*交通費は、通学定期代1カ月あたり「$150」と仮定して計算。
*お小遣い、交際費は週あたり「$100」使ったと仮定して計算。
*通信費(スマホ代など)は、1カ月あたり「$50」使ったと仮定して計算。
ワーホリで約10カ月分(20,000カナダドル)の収入があった場合の費用イメージ
想定金額イメージ例 | 2カ月 (8週) | 3カ月 (12週) | 6カ月 (24週) |
---|---|---|---|
A – 上記で算出した必要経費総額(想定) | $23,060 | $24,368 | $28,040 |
B – 収入(月額:$2,000)× 10カ月分の場合(想定) | -$20,000 | -$20,000 | -$20,000 |
「A – B」のトータル金額(カナダドル) | $3,060 | $4,368 | $8,040 |
総合計(日本円)$1=110円の場合 | 336,600円 | 480,480円 | 884,400円 |
上記例は、月額収入が「$2,000」あって、約10カ月間働き続けた(カナダにいる間の合計収入=20,000カナダドル)という想定で算出したものです。
もし全く働かずに収入がない場合であれば、当然上記の総合計金額相当を見積もっておかないと1年間カナダで過ごすことは困難ですが、ワーホリの場合はカナダで仕事をして収入を得ることを前提としているため、語学留学などの通学のみのプランよりも少ない費用で済むというメリットがあります。
仮に、上記表「12週間通学」込みで1年間のワーキングホリデープランで過ごした場合だと「約480,480円(4,368カナダドル×110円で計算)」で済んだことになります。
海外保険料・航空券代金の相場イメージ
上記のコストに加えて、ワーホリでカナダに1年間滞在する場合だと「保険料と航空券代金」を加味しないといけません。
- 海外保険料(1年プラン:約18~22万円)
- 航空券代金(往復チケット:約20~30万円)
仮に、上記の12週間通学プランで「海外保険料1年分=約20万円」+「航空券代(往復)=約25万円」と想定した場合であれば、ワーキングホリデー生活に掛かった費用(支出)の総額は、結果的に「約90-95万円」で済んだという計算になります。
これはあくまで、上記の表のような生活スタイルでの出費と収入を想定した場合となりますが、推奨される「120~150万円」という予算があれば、カナダ到着後に暫く仕事に就けなくても、通学しながら数カ月間は生活できるということになります。
通学期間を4~6カ月間で想定している人の場合は、同じような収支バランスだとしても学費分がプラスされるため、最低推奨予算とされる「150万円」以上用意する必要があるでしょう。
ワーキングホリデーは費用面でのメリットあり!
ワーホリはカナダに【最も安く& 最も長く】滞在できる方法の一つです!
1年間の就労許可付きで、滞在期間中に最大で6カ月間通学してもよいため、現地で生活費や授業料、旅行代などを稼ぐことができるという大きなメリットがあります。
とはいえ、カナダ到着後すぐに仕事にありつける人はそうそういないため、少なくとも1~3か月程度は語学学校に通学することを想定しておくことで、到着後1~3か月の間に仕事探しやコネクション作りができます。
あまりにも低予算だとやりたくもない仕事をせざるを得なかったり、資金がショートして早期帰国せざるを得ないということもあるため最低「120-150万円」を目安に予算組みすることが重要です。
💡予算に限りがある人にはワーホリがおすすめ!
- 限られた予算でより長く滞在したいなら、迷わずワーホリ!
ワーキングホリデービザでカナダに渡航される方の多くが、最初の2~3カ月間語学学校に通われています。
カナダでの生活に慣れるまでは「ホームステイをしながら語学学校に通学し、その間に英語力を伸ばしつつ仕事探しをする。」という流れが最もスムーズで一般的です。
また、語学学校に通うことで友人や知人ができ、そこから仕事の話が舞い込んでくることはよくある話です。
ワーキングホリデーの場合、3カ月間学校に通ったとして、4カ月目から仕事を開始し、残りの9カ月間フルタイムでの仕事を続けることができると、月あたり「1,600~2,000カナダドル」程度の収入を得られる可能性は十分にあります。
それだけの収入があれば、おおよの滞在費は現地で稼ぐ給与でカバーすることができますし、もらえる給料が高い人なら貯金生活も夢ではありません! - 語学学習メインで滞在したい人にもワーホリはおすすめ!
「本当は中長期での語学留学をしたいけれども、予算の都合でどうにもならなさそう・・・。」という方はとても多いです。
カナダではビザなしでの就労は許可されていません。
また、6カ月以上の語学通学プランで学生ビザを保持している方でも、学生ビザでは原則として就労が許可されていません。(*Co-opビザやカレッジ通学など一部のケースを除く)
一方、カナダのワーキングホリデービザは「最大6カ月間までなら通学してもよい。」という規定のため、しっかり学習したいけれども、予算に限りがあるという方におすすめのビザとなります。
生活に慣れたころに通学しながら夕方以降の時間帯でアルバイトをすることもできますし、入国から1年間はフルタイムの就労が許可されているビザのため、6カ月目以降も引き続き滞在し、仕事を続けることもできるのです!
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