カナダの基本情報を知ろう!(生活編その2)
カナダの基本情報を知ろう!
(生活編その2)
カナダでの留学生活に役立つ情報をお伝えします。
ホームステイやアパートメント、シェアハウスなど、中長期滞在者向けの滞在パターン、電話などの通信事情やパソコン、インターネット環境など、特に、カナダで中長期生活をする上で最低限知っておきたいことをご紹介します。
カナダでの滞在パターン
カナダでの滞在パターンにはいくつかの選択肢があります。
一般的に広く分けた場合、ホームステイ、学生ハウスや学生レジデンス、アパートメントやコンドミニアムでのルームシェアなどの宿泊パターンに分かれます。
ホームステイ
カナダに到着後まず最初はホームステイ滞在をすることを推奨します。
到着して早々にアパートメントなどの宿泊先を確保するのが困難という理由もありますが、何よりホームステイをすることのメリットは、カナダの一般家庭に身を置いて、家族の一員としてカナダ人の生活や暮らしぶりを体験できることや日常会話を文字通り日常的に繰り返し行える環境が整っていることです。
英会話力の向上はもちろんのこと、カナダの文化や習慣などを肌で感じ覚えることができ、日本に興味のあるホストファミリーも少なくないので、日本のことを相手に知ってもらう文化交流の意味合いもとても強いのです。
カナダの一般家庭は日本の家屋と比べてもかなり広く、庭付きの一戸建て住宅が多く、ほとんどの場合は自分専用の家具付きの個室が与えられます。
食事も朝食と夕食はもちろんのこと、ランチ付きの場合も多いですから、ホームステイ期間中はほとんど食費を使わなくて済みます。
滞在費も食事付きで1カ月あたり『850~950カナダドル』というのが相場のため、日本円にして『約7万~8万円』で1カ月間の生活費をまかなえます。
よく「ホームステイに当たり外れがあるって聞くんですが・・・。」という方がいますが、ホームステイ先の当たり外れは少なからずどこでアレンジしようが起こり得ることだし、ホストも留学生もお互い文化の異なる国の人間ですから、ちょっとした言葉の行き違いなどで不満がでることも人間ですからあると思います。
要するに「郷に入っては郷に従え。」という言葉にあるように、まずは自らが積極的に発言、行動し、ホストファミリーとの心の距離を縮めることを意識しさえすれば、ほぼ、どんなホストファミリーともうまくやっていけるはずです。
ルームシェア(アパートメント、コンドミニアム)/ シェアハウス
アパートメントというと、日本人がイメージするハイツや文化住宅のような安アパートを思い浮かべがちですが、カナダでは日本でいうマンションタイプの集合住宅を主にアパートメントやコンドミニアムと呼びます。
カナダのアパートメントは、日本のマンションとほぼ同じように5~15階建てくらいの比較的背の高いアパートメントビルディングが多く、コンドミニアムやレジデンスという言い方もします。
気になる家賃についてですが、バンクーバーやトロントなどの都心部のダウンタウン周辺の便利な場所にあるアパートやコンドミニアムを借りるとなると、1カ月あたりの家賃はおおよそ、下記の料金レンジで掛かると思っておいた方がよいです。
主な部屋タイプ | 家賃(1か月あたり) |
---|---|
バチェラータイプ(日本でいう1Kや1DKの単身向けルーム) | 約 $1,000~$1,500 |
1ベッドルームタイプ(日本でいう1DKや1LDK) | 約 $1,500~$2,500 |
2ベッドルームタイプ(日本でいう2DKや2LDK) | 約 $2,000~$3,500 |
シェアハウス(一軒家などを複数の学生でシェアするタイプ) | 約 $600~$900 |
都市部のアクセスがよい便利な場所で独りで住むとなると、家賃だけで最低でも『10~12万円』は必要になってきますから、多くの留学生やワーキングホリデーメーカーはルームシェア、シェアハウスでの滞在という形を取っています。
シェアという形を取れば、家賃は折半できますし、光熱費や通信費、場合によっては食費なども折半することも可能です。
また、シェアする相手をシェアメイトと呼びますが、シェアメイトがその部屋の借主であった場合は、とりあえず部屋代として家賃だけを払えばあとはタダでいいという人もいますし、シェアメイトがカナダ人やその他の国籍だった場合は日常会話も英語になりますので、英語学習面でもメリットは大きいです。
逆に、日本人同士でシェアしてしまうと、どうしても日本語で話してしまいますので、せっかく留学しているのに日本と変わらない生活を送ってしまうことになりかねません。
アパートメントを最初から新規で借りるとなると面倒な手続きが多々ありますので、通常は、街の掲示板スペース、フリーペーパーや新聞、インターネットなどのクラシファイドのセクションで「シェアメイト募集」や「アパートのテイクオーバー(引継)募集」といった内容を探します。
それらに記載されている連絡先にコンタクトを取り、実際に部屋などを見せてもらって、条件が折り合えば交渉成立、契約といった流れになります。
あとは、部屋にないもので必要なもの(ベッド、机、テレビなど)があれば、インターネットやフリーペーパーなどのクラシファイドセクションにある「Buy and Sell(売ります買います)」の欄をチェックしましょう。
新品を買うまでもなく、ほとんどのものが中古で安く買い揃えられます。
カナダの主な宿泊パターンについては、以下のページを合わせてご覧ください。
カナダの通信事情(電話 / スマートフォン)
カナダ留学を検討している大多数の人が心配する要素の一つとして、カナダでの通信手段が挙げられます。
ここでは、カナダの携帯電話(スマホ)やWi-Fiスポットなどについてお伝えしたいと思います。
携帯電話(スマートフォン)
カナダでは携帯電話(スマホ)は当然ながら普及していて、様々な携帯会社やプランがあり料金も日本よりも安くつくことが多いです。
i-PhoneやGalaxyなどのスマートフォンユーザーが多く、スマホ用の通信プランも多種多様となっています。
カナダ国内での通話料は無制限がほとんどですが、パケット通信に関しては、料金プランによりパケット通信料制限がある(例:「$65/月で5Gまで」など)場合が多いです。
日本で利用している携帯電話やスマホの場合、海外ローミングサービス対応機種でもかなり通話料が高いため、日本でお持ちの携帯電話/スマートフォンは解約するか番号休止サービスなどを利用して、中長期の滞在の方は日本で『SIM解除』の手続きを済ませてからカナダに渡航することをおすすめします。
近年は日本でもSIMフリータイプのスマートフォンが購入でき、既存のスマホも簡単にSIMフリー化できるようになっています。
そのため、SIMフリーのスマホがあれば、そのスマホをカナダに持参し、カナダの通信会社のSIMカードに差し換えることで、ほぼ日本と同様の通信環境のもとスマホ利用が可能となるため、SIMフリータイプのスマホを持つのが最近の主流となっています。
無線LAN(Wi-Fi / Wireless)接続
カナダではフリー(無料)インターネット(Wi-Fi)環境が十分に普及しています。
特に、カフェやレストラン、空港や学校などの公共施設や街中のフリーWi-Fiスポットなどが多数あります。
ワイヤレス対応のノートパソコンやスマホがあれば、比較的街中の様々な場所(スタバなどのカフェ、マクドナルドなどのファーストフード店、語学学校、図書館などはほぼ無料!)で無料でインターネットアクセスすることが可能です。
日本でもB5サイズよりも一回り小さくて軽いウルトラモバイルパソコンが5万円を切る値段で販売されていますし、i-PadやSurfaceなどのタブレット型パソコンを購入するのも一考です。
さらに、i-Phoneなどのスマートフォンがあれば、いつでもどこでもWi-Fi接続でネットを楽しむことができます。
無料のWi-Fiスポットさえあれば、ご家族や友人とのコンタクトもFacebookやインスタ、LINE、スカイプなどを使えば、無料でメッセージ交換や通話も可能です。
また、SIMフリータイプのスマホやタブレットPCを持って行けば、カナダの現地ローカル通信会社の通信プラン(有料、別途通信契約などが必要)でいつでもどこでもネット接続が可能です。
お家でのインターネット接続(ホームステイ先など)
留学生を頻繁に受け入れるホストファミリー宅であれば、Wi-Fiを導入していることがほとんどのため、Wi-Fi対応のスマホやPCデバイスがあれば自室でもインターネットが使えます。(*ただし、家庭により通信容量制限があるケースも。)
ホームステイ先や学生ハウス/レジデンス、アパートメントなどでは、ケーブル会社の高速インターネット回線が使えるケースが多いです。
ひとり暮らしやシェアを始めるときは、電話回線の契約と同様に通信回線の申込みをするとよいかと思います。
プロバイダーは、電話会社の「Telus」やケーブル会社の「Rogers」をはじめ、様々な業者があるので、それぞれのプランなどを確認してから申込み手続きをしましょう。
携帯電話会社選びもそうですが、インターネットプロバイダーを選ぶときもすでに現地に住んでいるクラスメイトなどに確認するとお得な情報が入ってくることが多いです。
ご自身がシェアメイトとして部屋を借りる場合は、すでにWi-Fiが利用できる環境があることが大半なため、無料でインターネット接続ができることがほとんどです。
また、家にはネット環境は必要ないという方は、学校やインターネットカフェ、カナダの主要都市にある現地サポートセンターなどでパソコンを利用することができるので、よほどのネットヘビーユーザーでない限り、特に大きな支障はないはずです。
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