コロナ禍でカナダ入国前後に必ずやるべきこと

コロナ禍でカナダ入国前後に必ずやるべきこと

2021年4月15日の時点では、学生ビザを事前に申請して入国許可書を取得している場合、もしくはワーキングホリデーでジョブオファー(就業先からの内定通知書面)を事前に発行してもらっている場合に限ってはカナダへの入国が許可されています。

ただし、平時とは異なり、新型コロナウィルス感染症の影響によるコロナ禍における様々な規制が設けられていて、カナダ渡航前後にクリアにしないといけないことが数多くあります。

ここでは、入国許可書をゲットした後からカナダに渡航するまでのプロセスと渡航前後に必ずやらないといけないことをお伝えします。

以降にご紹介するプロセスは、今後の新型コロナウィルス感染症の影響次第で不要となる可能性があるため、カナダ出発に際しては、必ずカナダ政府発表の最新の情報を確認した上で渡航計画を立てるようにしてください。

現時点でカナダに入国できる方法については、以下のページを合わせてチェックしてみてください。

カナダに出発する前とカナダ到着後の流れについて

現在のコロナ禍においては「カナダ政府指定隔離ホテル予約」「カナダの空港到着時PCR検査事前予約」「出発前PCR検査」「ArriveCANアプリ登録」&「自己隔離プラン作成」など、カナダ入国までに必ずやっておかないといけないことが多々あります。

現時点では、以下の一連のフローに従って「日本出国前」⇒「カナダ到着直後」⇒「カナダ到着から14日間」の流れをクリアする必要があります。

Entering Canada by Air during Covid-19

出発前に必ずしておくべきこと

  • カナダ行きフライト予約
  • 政府指定ホテル予約
  • カナダ到着時の空港PCR検査予約
  • 出発前PCR検査
  • 『ArriveCAN』アプリ登録&必須項目の入力
カナダ行きのフライト予約
到着予定日が決まれば、カナダ行きのフライトを予約します。

2021年4月30日まで、エアカナダの成田/羽田空港発着のフライトが運航停止中のため、それまでにカナダに行く場合は、日本航空(JAL)か全日空(ANA)のバンクーバー直行便を利用することになります。
政府指定ホテル予約
カナダ政府指定ホテルをオンライン予約します。
(以下のリンク先の政府指定ホテルから選択)

COVID-19 mandatory hotel stopover: Booking and list of government-authorized hotels
カナダ到着時の空港PCR検査予約
カナダ到着時の空港PCR検査予約をオンライン予約します。
(バンクーバー国際空港での検査予約は以下のリンク先『FlyClear™ by LifeLabs』ウェブサイトから登録)

On Arrival – LifeLabs
出発前PCR検査予約~検査実施~陰性証明書発行
自費によるPCR検査を実施しているクリニックでPCR検査予約をして、PCR検査を受けます。
(搭乗72時間以内に受けたPCR検査の陰性証明書が必要で、フライト搭乗前とカナダ入国後に陰性証明書の提示を求められるため、英文の陰性証明書を発行してくれるクリニックを利用すること)
『ArriveCAN』アプリ登録&必須項目の入力
『ArriveCAN』アプリをダウンロード、もしくは、ウェブサイトからアカウントを作成し、個人情報やフライト情報、新型コロナウィルスの症状有無のチェック、14日間自己隔離プランなど、必要事項をすべて入力します。
(『ArriveCAN』アプリは以下のリンク先からダウンロード&インストール可能)

『ArriveCAN』for iPhone
『ArriveCAN』for Android

現状のコロナ禍でカナダに留学するためには、出発前にこれだけのプロセスをこなす必要があり、いずれのプロセスも欠くことはできません。

また、これらの手続きに関するそれぞれの注意点や詳細情報について、以下に項目ごとにまとめてみました。

ただし、これから先の新型コロナウィルスを取り巻く流れや入国規制緩和状況次第で大きく変わる可能性があることを十分に理解した上で、読み進めてもらえればと思います。

出発前(日本での)PCR検査&陰性証明書について

PCR test image

現時点では、日本出国前72時間を切った段階でPCR検査を受け、新型コロナウィルス陰性証明を発行してもらわないとカナダ行きのフライトに搭乗することができません。

そのため、予めPCR検査を実施しているクリニックなどで目的を伝えた上で、唾液検査キットを利用した検査を済ませた後に、英文陰性証明書を発行してもらう必要があります。

成田空港や羽田空港にもPCR検査と陰性証明書を発行してくれるクリニックが入っていますが、搭乗フライト時間などの問題や費用面の問題もあるため、できるだけ事前に唾液検査などで郵送のやり取りだけで済ませることが可能なクリニックを利用することをおすすめします。

海外渡航者向けに事前のPCR検査と陰性証明書の発行をセットで行っているクリニックがいくつかありますが、当社提携旅行代理店『エスティーエートラベル』がCMでも有名な『にしたんクリニック』と提携していて、郵送でのやり取りのみ(オンライン診療あり)で『PCR検査&英文陰性証明書発行』までを行ってくれるサービスを安価で提供していますので、下記のリンク先にある案内をご覧の上、ご要望がありましたらお問合せください。

にしたんクリニックのPCR検査に関するフライヤーを以下からダウンロードすることができます。

にしたんクリニック・新型コロナウイルスPCR検査のご案内(PDF)

カナダ入国後のPCR検査とホテル隔離(3泊)について

Self Isolation Image

2021年2月22日以降、カナダに入国するためには、カナダ入国時のPre-Registerカウンターでのチェックイン(入国審査)を済ませた後、空港内の特設検査会場でPCR検査を受ける必要があります。

検査結果はその場でわかるわけではなく、検査結果が出るまでの3日間(3泊4日)はカナダ政府が指定するホテル(主にエアポートホテル)に3泊プランで宿泊しないければいけません。

検査結果はホテル宿泊期間中にEメールなどで通知されます。

空港から指定ホテルまでの移動は主に、空港⇔ホテル間の無料送迎シャトルバスでの移動がメインとなっています。

3日以内に入国時に空港で受けたPCR検査結果が知らされ、問題がなければチェックアウトすることができます。
(早めに検査結果が分かってチェックアウトしたとしても残り分は返金されないので、きっちりと3泊宿泊することが基本です。)

宿泊費用は全て自己負担となり、主な指定ホテルの価格帯は「1泊あたり:$200~$600(カナダドル)」となっています。

食事は毎日3食付きプランになっていてすべての食事はホテルの担当スタッフが部屋のドアの前まで運んでくれるパターンが基本となっています。(ホテルにより時間指定や食事内容の選択などが可能)

基本的にこの3日間は隔離プランのため自室からはほぼ外へ出ることができず、外部の人との接触もできません。(ホテルによりリフレッシュタイムなどの時間帯に限定的に外出できるケースあり)

プライベートバスルーム完備の部屋で、Wi-Fiも自由に利用できる部屋のみとなっているため、ほぼ部屋から外出できないという点以外は快適に過ごせる環境は整っているようです。

どのホテルが政府指定ホテルになっているの?

政府指定ホテルは以下のカナダ移民局サイトの該当ページから確認することができます。

COVID-19 mandatory hotel stopover: Booking and list of government-authorized hotels

政府指定ホテルは、GAA (Government Authorized Accommodation) という名称で、[GAA]表記のある部屋を予約することになります。

ホテルは事前予約が必須となっているため、日本を出発する前にオンラインなどで指定ホテル予約を済ませておかないといけません

事前予約をせずに入国しようとした場合、最大3,000カナダドルの罰金が科せられる可能性があります。

政府指定ホテルは日々新たにリスト追加されているため選択の幅は広がっていますが、ホテルのグレードにより料金レンジが異なるため、よりリーズナブルなホテルに宿泊したい人はなるべく早めにブッキングを入れておく必要がありそうです。

支払いはオンライン予約の際のクレジットカード決済が基本です。
返金不可となっているため、出発日が確定してからの予約が望ましいです。

政府指定ホテルが4都市にしかないのはなぜ?

現時点でカナダ政府指定ホテルのある都市は、4都市(バンクーバー、カルガリー、トロント、モントリオール)に限定されています。

その理由としては、コロナ禍での入国規制の一環で、海外からカナダに空路でアクセスできる空港をこれら4都市の国際空港に限定しているからです。

エアカナダは、少なくとも「2021年4月30日まで」日本⇔カナダ間の直行フライトの就航を停止しているため、日本からカナダに空路で入国するには、現時点で直行フライトを週に数便のみ就航している、日本航空(JAL)、もしくは、全日空(ANA)のバンクーバー便を利用することになります。

そのため、トロントやモントリオール、ビクトリアなどが最終目的地の人もバンクーバー空港から入国した場合は、入国した空港(Port of Entry)管轄の政府指定ホテルで3泊隔離期間を過ごしたのちに、それぞれの目的地まで移動することになります。

5月1日以降にトロント直行便の就航が再開され、その際にもまだ政府指定ホテル隔離措置が継続されている場合は、トロント国際空港周辺の政府指定ホテルに宿泊することになります。

未成年は政府指定ホテル隔離はしなくてよい?

未成年の場合、政府指定ホテル隔離が免除されます。

カナダは州により成人と未成年の分け方が若干異なりますが、今回の政府指定のホテル滞在免除対象年齢に関しては、ブリティッシュ・コロンビア州の場合は「18歳以下」はホテル隔離は免除。

その他の州(アルバータ州、オンタリオ州、ケベック州)の空港に到着した場合は「17歳以下」はホテル隔離免除となっています。

ただし、未成年であっても14日間自己隔離は必須となります。

カナダ政府指定ホテル隔離後の自己隔離プランについて

Stay home image

現段階では、国際的に「14日間の自己隔離」が新型コロナウィルス感染症防疫の観点からもスタンダードな隔離期間となっていて、カナダも例外ではありません。

そのため、日本でのPCR検査とカナダ入国直後のPCR検査で陰性だったとしても、カナダ入国直後からホテル隔離期間(3泊4日)を含む14日間の自己隔離期間を経ないと自由に外出することができません。

自己隔離用の宿泊先はどのようにアレンジすべき?

政府指定ホテルチェックアウト後の自己隔離先としては、主に通学予定の学校や現地サポートセンターが管理するホームステイやホテルなどのアコモデーションに宿泊するプランが望ましいです。

学校が手配する自己隔離向けのホームステイ先やホテルタイプの宿泊施設でとなっていて、自己隔離を前提とした自室での毎日3食の食事の提供、Wi-Fiなどの通信環境が整っています。

何かあった時の対応も担当スタッフが行ってくれるため、自己手配するよりもずっと安心で安全な方法です。

自己隔離期間中にもPCR検査が必要!

カナダ到着10日目に再度PCR検査(Day-10 test)を受ける必要があります。

そのため、現時点のカナダ留学に際しては、日本出国前の検査(1回)に加えて、カナダ空港到着時(1回)と自己隔離期間(1回)の検査を合わせた「合計3回」PCR検査を受けることになります。

この「Day-10 test」は、オンラインでコネクトしたナース指導の下でその指示に従い、専用の検査キットを用いて実施します。

専用の検査キットは、カナダ到着時に空港の検査会場で渡されます。

カナダ到着から10日目に検査を行いますが、検査キットのインストラクションマニュアルに表示された専用サイトにアクセスするか、スマホでQRコードを読み取り、専用アカウント作成後に「必ずナースとオンライン受診&立会いの下で検体を採取」しないといけません。

アカウント作成後に指定デリバリーカンパニーによる検体ピックアップ日時と場所を指定し、その後、ナースとオンラインでナース指導の下で検体採取を行う流れになります。

(*混雑時間帯だとナースとのオンライン接続に相当な時間(4~5時間)待たされるケースもあるようです。)

具体的な流れは『Switch Health』オフィシャルサイトにある『COVID-19 At Home Collection Kits』インストラクション動画をご覧ください。


「Day-10 test」の結果はEメールで通知され、検査結果が陰性であれば、カナダ入国から14日目以降は自己隔離期間を終えて、ようやく自由に外出することができるようになります。

(*稀に検査結果が15日目以降になっても届かないケースがあるようですが、その場合は問い合わせの上、正式に検査結果通知があるまで自己隔離を継続する必要があります。)

また、自己隔離の規則に従わない場合、「6カ月の禁錮刑 and / or 750,000カナダドルの罰金」が科せられる可能性がある点も十分に理解しておく必要があります。

『ArriveCAN』アプリの登録&必要項目の入力

現在、カナダではすべての海外からの訪問者に対して『ArriveCAN』への事前登録を義務付けています。

コロナ禍においては『ArriveCAN』登録がマストとなっていて、パーソナルインフォメーション(名前、生年月日、メールアドレス、ビザナンバー)や到着フライト情報、新型コロナウィルス症状の有無、14日間自己隔離プランに関する詳細情報などを入力する必要があります。

カナダ到着後に「ArriveCAN Notification」が届くので、アプリを開いて到着報告を行います。
14日間の自己隔離が無事に終了するまでは、毎日健康状態の報告を『ArriveCAN』を通して行うことになります。

下記のPDFフライヤーと動画で『ArriveCAN』に関してチェックすることができます。

Flying to Canada during COVID-19? (PDF)


現状のコロナ禍でカナダへ留学するには、ここまででご紹介したプロセスをすべてクリアする必要があります。
(*今後当然状況が刻々と変わるにつれて、必要なくなるプロセスも増えるでしょう。
逆に、新たなプロセスが追加される可能性も。)

なかなか厳しい条件がたくさんあるのでほとんど渡航する人がいないと思われがちですが、この数カ月間にバンクーバーなどの語学学校やカレッジに通学するためこれらのプロセスを経てカナダに渡航した人は思いのほか多いようで、学校スタッフや留学エージェント仲間などから到着した留学生の話を聞く機会が増えてきました。

カナダに関しては、これらの条件やプロセスをクリアすることで入国自体は認めてくれる環境があるので、この先の規制緩和に期待しつつも今回ご紹介した流れでのカナダ渡航を前向きに検討したいという方がいたら、是非ご相談いただければと思います。

クリアにしないといけない条件やハードルは多数ありますが、状況は日々よくなってきていることに疑いの余地はありません。

新型コロナウィルス流行期以前のような状態に戻るまでは、まだまだ時間が掛かることは否めないですが、カナダや日本を含む世界的なワクチン接種が進む中で、これから先の見通しは明るいと信じて疑いません。

カナダ現地の関係者の見立てでは、2021年9月以降には公立校などを含む教育機関や学校はほぼ全面的に対面授業を再開することになると予測されていて、そのころまでには今よりももっとカナダ入国に際してのハードルは下がっていると思われます。

もし、2021年9月~2022年4月ごろにカナダ留学を検討している方がいれば、そろそろ前向きに明るい未来に向かって、その一歩を踏み出してみるときが来たと思いますので、これから先は、段階的により具体的に渡航プランを一緒に考えていければと考えています。

いつでもあなたの夢の実現を後押しする準備をしてお待ちしております。
是非お気軽にお声がけください!